じぶん色のひとりごと

日々思うことを綴るアラ還ブログ

上京物語(「パラダイス」ネタバレ含む)

 

昨日のあれやこれや…、

忘れないうちに書き残しておこうと思います。

 

*   *   *

 

3年ぶりの新幹線、山手線、そして渋谷。

 

新幹線はやっぱり心地よくて、あぁ、また乗れた…と、涙が込み上げました。

 

そして、都会は人がいっぱいいるなぁ…と、これはコロナ前からだけど、いつも上京するたびに思ってました。

この沢山の人たち(都内在住在勤の方々)は、この3年、乗りたくなくても満員電車に乗らなければならなかっただろうし、リスクはわかってても働かなければならなかったんだろうし。

 

そんな日々を経ての今のお姿なんだと思うと、本当にお疲れ様です…と、心の中で頭を下げました。

 

*   *   *

 

そして、

かれこれ8年ぶりくらいになる、渋谷Bunkamuraシアターコクーン

 

実は、昔の記憶があるから…と、会場のサイトも見ずに、駅でスマホのナビを始動させ歩き出したのですが、どうにも会場に着かない。

なぜかセンター街を歩いていたり(⌒-⌒; )

交番で聞いたり、色々して、たどり着いたのは開演直前。

(駅を降りた時は開場時間くらいだったのに。)

 

10分くらいで行けるところを、登る坂(?)を間違えてとんでもない遠回りをしたようです。

 

慌てて着席し、汗が引く間も無く開演。

 

いきなり「遅刻」を理由に、梶からボコボコにされる彼を見てて、危うく自分も遅刻するところだったと冷や汗が出ました(笑)

 

*   *   *

 

内容はね〜、

 

うーん、確かに難しいな。

それでも丸ちゃんの役どころはもちろん分かりましたけど。

こんな丸ちゃん新鮮だなぁ…と嬉しくなりましたけど(^^;;

丸ちゃん、なんてスタイルがよろしいのかしら…とうっとりもしましたけど(*≧∀≦*)

 

コロナ禍で人々が抱えてる鬱憤や、自暴自棄、心の闇とか、今誰もが持ってて、でも直視はしたくない部分を目の前に晒されたようで、すごく苦しかったです。

詐欺の電話の内容を聞いてて、

あ〜、確かにありそうだわ。

あ〜、これ信じちゃいそうね。

…と、納得したり。

 

世の中への復讐と言い放ち、自分にも言い聞かせる梶の刹那に胸が痛みました。

 

こういう人たち、本当にいるんだろうな…と思いました。

 

開場入りの前、道に迷ったことで、渋谷の路地とかも歩いてしまい(笑)、普通に腕に刺青のあるお兄さんや、そのそばで(土下座?)うずくまってる人がいたり…の街を見たせいか、この舞台の世界が、よりリアルでした。

 

ある意味、あの迷った時間に見たものは、舞台のプロローグだったのかな…なんて都合よく受け止めてます(笑)

 

実際の事件も話の中に出てきたけれど、それだけは、ダメでしょう。

いや、あえて…なのだと思うけど、あの瞬間から(悪いけど)この舞台自体を心が拒否してしまいました。

 

現代の、表の皮を一枚めくったその下に広がる世界の話。

実際にありそうだけど、いや、あると思うけど、あえてフィクションと思って観てるわけで。

いきなりノンフィクションが差し込まれて仰天しました。

 

水澤慎紳吾さん、やっぱりすごい俳優さんですね。

亮ちゃん主演の「羊の木」の酒乱の役を思い出しました。

穏やかな表皮の下の狂気が上手すぎる。

(「わたナギ」の馬場さんでもあるけどw。)

 

梶と家族の会話、特に、タバコを吸いながらのお姉さんとのシーンが救いでもありました。

(でも、微妙に心はズレてる)

 

どんどん人が死んで、救いようのない展開の先、ラストのお姉さんの「カレーいっぱい食べてって」(みたいなセリフ)と浩一の返事。

そこに、針の穴ほどの光が見えて、少し救われた気がします。

 

*   *   *

 

カテコでは一変、丸ちゃんに戻ってた。

特にお言葉は無かったけど、これはコロナ禍だから?

舞台の内容が内容だから?

一回のみの観劇なので別公演のことは知りませんが。

 

*   *   *

 

梶浩一でいる時間、丸ちゃんの時間。

役に入れば入るほど、二つを行ったり来たりするのはシンドイだろうな…と、素人は思ってしまいました。

楽屋のイエティをギュッとすることで切り替わるのかな?なんて(*^ω^*)

 

*   *   *

 

丸ちゃん、毎日お疲れ様です。

どうか最後まで、チームみんな怪我なく病気なくゴールしてくださいね。

 

昭和な男(@インスタライブ)の丸ちゃんが大好きです(^。^)

 

♾All is well ♾